活動報告  穴田義孝先生(元理事長)の追悼の夕べのご報告

2024年1月28日 明治大学横にあります「ナポリの下町食堂」にて穴田先生の追悼の夕べを開催しました。そしてこの場にて、NPO法人としてのことネットは、2023年5月末を以て解散手続きが完了していることが確認されました。以下のHPでご確認頂けます。
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/houjin/npo_houjin/list/ledger/0011353.html

また、日本ことわざ文化学会の清水理事が、世界の大学に穴田先生のご著書を献本する活動を始めて下さいました。既にシカゴ大学やハーバード大学図書館には寄贈されているとのことです。

ことネットの長野調査は立柳氏、藤村氏を中心に現在も継続中です。今後、改めてまだ先ですが、報告の機会があると思われます。

なお、ことネットのHPはNPOの冠を外して運営継続いたします。

 

活動内容 中尾暢見理事が「長野のことわざ研究手法 —社会科学としてのことわざ研究—」を公開しました。

2022年2月4日 中尾暢見理事が「長野のことわざ研究手法 —社会科学としてのことわざ研究—」を公開しました。
同原稿は、日本ことわざ文化学会「PCことわざ研究・談話室#11」(https://www.kotowaza-bunka.org/2021hpkotowaza)へ寄稿したものです。 
ことネット事業である長野県のことわざ調査研究の内容と研究方法が解説されています。

※下記のURLをクリックするとPDF版を閲覧・ダウンロードすることができます。(日本ことわざ文化学会HPことわざ研究談話室 kotowaza-bunka.org) https://www.kotowaza-bunka.org/_files/ugd/a07909_e9cc06c0ef9a473993f202bd3c300c2a.pdf

 

活動内容 千葉県市原市辰巳公民館主催事業「ことわざ社会心理学」(2021年5月9日~7月11日/全5回)

受講された方々皆さん真剣に話を聞いてくださり、とてもよい雰囲気の中講座を行うことが出来ました。

講師:川島洋 理事

第1回/5月9日(日)
タイトル:「ことわざの概念を再検討 ことわざとは何か?―既成(伝承・古典的)のことわざ、創作(現代)ことわざ、郷土(地方・故郷)のことわざ」
第2回/5月30日(日)
タイトル:「ことわざ社会心理学Ⅰ―ことわざで心理学の基礎を学ぶ」
第3回/6月13日(日)
タイトル:「ことわざ社会心理学Ⅱ―かるた創りを用いた精神障害者に対する心理教育の実践」
第4回/6月27日(日)
タイトル:「ことわざ創りの実践とその可能性―いろはことわざ創りでことわざを創ってみましょう」
第5回/7月11日(日)
タイトル:「ことわざエピソードを通して社会・文化・心について考える―ことわざエピソードを書いてみましょう」

 

 

活動内容 茨城県県南生涯学習センター(土浦市)「県民大学講座」
講座名:「ことわざ社会心理学講座―ことわざを資料として社会・文化・人間関係、そしてこころについて楽しく学ぼう」(2020年10月4日~12月20/全5回)

学習センターのスタッフの皆さんが、新型コロナウイルス対策をしっかりと行ってくれたので、安心して講座を行えました。

講師:川島洋 理事

第1回/10月4日(日)
タイトル:「ことわざの概念を再検討 ことわざとは何か?―既成(伝承・古典的)のことわざ、創作(現代)ことわざ、郷土(地方・故郷)のことわざ」
第2回/10月18日(日)
タイトル:「ことわざ社会心理学Ⅰ―ことわざで心理学の基礎を学ぶ」
第3回/11月1日(日)
タイトル:「ことわざ社会心理学Ⅱ―かるた創りを用いた精神障害者に対する心理教育の実践」
第4回/11月22日(日)
タイトル:「ことわざ創りの実践とその可能性―いろはことわざ創りでことわざを創ってみましょう」
第5回/12月20日(日)
タイトル:「ことわざエピソードを通して社会・文化・心について考える―ことわざエピソードを書いてみましょう」」

 

活動内容 長野県小田切地区「郷土(暮らしの中)のことわざ」収集と「ことわざエピソード」記述調査②

 

活動内容 長野県小田切地区「郷土(暮らしの中)のことわざ」収集と「ことわざエピソード」記述調査①

2018年8月29日から9月1日までの第1次調査では、被調査者3名には寺に来ていただき、1名はこちらからお訪ねしてインタヴューをいたしました。
最終日の9月1日は午後4時半から30分間、区長さんたちが別の用事で集まっていたので、中間報告書を配り、座談会等の話をさせていただきました。

 

活動内容 日本ことわざ文化学会「第84回月例定例会」講演

               日 時:2018年1月27日(土)15時~17時 ※参加費無料
               会 場:明治大学駿河台キャンパス・グローバルフロント4021教室
               講 師:穴田義孝理事長(明治大学名誉教授)
               テーマ:郷土のことわざ蒐集法・ことわざエピソード


活動内容 千葉県野田市 市民講座「ことわざを楽しく学ぼう~ことわざの魅力再発見~」

                  1回目 平成29年7月14日(金)14:00~16:00
                      ことわざ社会心理学を学ぶ    
                  2回目 平成29年7月21日(金)14:00~16:00
                      ①既成(伝承・古典的)のことわざ ②創作(現代)ことわざ 
                      ③郷土(地方・故郷)のことわざ
                  3回目 平成29年7月28日(金)14:00~16:00
                      「ことわざエピソード」、「いろはことわざ創り」でことわざを創ってみましょう会場

                  会場:野田市中央公民館
                  講師:穴田義孝(ことネット理事長) 

 

活動内容 2017年4月24日~ 明治大学リバティアカデミー2017年度春期講座「ことわざ社会心理学のすゝめ」

                     講座タイトル:「ことわざ社会心理学のすゝめ」

             日時:2017年4月24日、5月8日、5月15日、5月29日、6月12日、6月26日(全6回)
             会場:明治大学アカデミーコモン
             講師:穴田義孝、宝井一凛、川島洋

 

活動内容 2017年5月30日 「山梨県北都留郡小菅村のことわざ風土記(民俗誌)」が完成しました。

NPO法人郷土のことわざネットワーク・ことネット編『山梨県北都留郡小菅村のことわざ風土記(民俗誌)』
人間の科学新社(2017年5月30日)

本調査報告書は、ことネットが2015年夏より継続している山梨県北都留郡小菅村で実施してきたことわざフィールドワークの集大成です。一冊丸ごと小菅村で調査した内容になっています。

※下記のアドレスをクリックするとPDF版を閲覧・ダウンロードすることできます。
C:\Users\USER\Downloads\『小菅村ことわざ風土記』.pdf

 

活動内容 2017年5月19日~ 千葉県松戸市生涯学習推進課 平成29年度 春の成人講座「ことわざの魅力探究」

                      日時:5月19日・26日、6月2日【全3回】
                      会場:松戸市文化ホール
                      講師:穴田義孝 理事長

 

活動内容 2017年3月11日 穴田義孝理事長の明治大学最終講義、退職・古稀記念パーティの開催

                    会場:明治大学リバティ・タワー11階  1113教室
                     タイトル:ことわざ社会心理学―教育と研究

                         【退職・古稀記念パーティ】
                       会場:紫紺館・椿山荘6F「ラウンジ明治」

 

活動内容 穴田義孝理事長が「日本ことわざ文化学会 第75回月例定例会」にて講演をおこないました

【日本ことわざ文化学会<第75回月例定例会】
日 時:2017年2月25日(土)15~17時
会 場:明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー(1095教室)
講 師:穴田義孝氏(明治大学政治経済学部教授、NPO郷土のことわざネットワーク・ことネット理事長)
テーマ:ことわざ社会心理学とNPO法人ことネット

 

活動内容 2016年11月19日 中尾暢見監事が「日本ことわざ文化学会 第7回大会」にて研究発表

学 会:日本ことわざ文化学会 第7回大会
日 時:2016年11月19日(土)13:15~14:00
会 場:明治大学 駿河台校舎 (研究棟2階 第9会議室)

発表者:中尾暢見 日本大学非常勤講師/NPO法人郷土のことわざネットワーク・ことネット監事
題 目:「小菅村のことわざからみえる社会変化-社会科学としてのことわざ研究の試み-」

内 容:
NPO 法人郷土のことわざネットワーク・ことネット(通称:NPO ことネット)は、2014 年 11 月4日に設立された。穴田義孝日本ことわざ文化学会前会長が理事長を務めており、ことわ ざを通した社会貢献、文化活動、世代間交流などの活動を目的としている。2015 年夏より、 山梨県北都留郡小菅村にて調査を実施中である。その中間報告書として、以下の本を刊行した。
NPO法人 郷土のことわざネットワーク・ことネット編 2016 年8月 20 日『ことわざを楽しく学ぼう、社会・文化・人生-ことわざの魅力と威力の再発見-』人間の科学新社 定価:2,500 円+税

序論 プロローグ・ことわざの魅力と威力
Ⅰ部 ことわざ観を見直す
Ⅱ部 〈郷土(地域)のことわざ〉と 「小さな地域のことわざ風土記(民俗誌)」
Ⅲ部 「山梨県北都留郡小菅村のことわざ風土記(民俗誌)」中間報告
Ⅳ部 社会科学としてのことわざ研究の可能性

本報告では、同書の紹介と小菅村での「ことわざ」フィールドワークから浮き彫りになった 内容を報告したい。報告のポイントは以下の通りである。

1.ことわざ分析の方法 社会科学としてのことわざ研究を試みるにあたり、本研究では社会学の視点から「ことわざ」を分析データとして扱い小菅村の社会諸相を浮き彫りにする。調査対象地域については、歴史、産業、人口、人間関係、既存文献、公のデータなどから地域の情報を収集した。これに加えて、現地での観察調査と聞き取り調査とを実施しており、多角的な考察と分析を試みた。
2.小菅村の社会的特徴 小菅村の特徴は人口減少が著しい点と高齢化率の高さにある。村の人口は最多の2,244 人(1955年)から2015年は713人(男性341人、女性372人、339世帯)へと減少の一途 である。2015年の高齢化率は 44.7%と全国平均の 26.7%を大幅に上回っている。 人口減少の主な要因は、高校の進学に伴う親子転出と高齢期の介護施設入所のための転出である。他方で、観光に力を入れた村おこし活動が功を奏して村外から村出身者ではない若者層が転入して人口の流動性がみられる点にも特徴があり、産業構造が第1次から 第3次産業へと変化するのに伴い生活変化が生じている。

3.小菅村に特徴的な「ことわざ」 地域の地理的な条件や文化や慣習から生まれた生活の知恵とも形容できることわざの中 には、その地域(郷土)でのみ普及して定着してきた「ことば・ことわざ」が存在する。小菅村で収集したことわざには、全国区で使用されていることわざも多く確認されているが、それと 同時に小菅村でのみ使用されていることわざも聞き取れている。そのことわざからは、小菅 村の社会や生き生きとした村人の生活が浮き彫りになる。「100 日で口に入るソバ」「花を植えずにインゲン植えろ」「炭焼きをすると貧乏する」「山は 一軒分は残しておけ」「林道ができると山の手入れをしなくなる」「農道ができると畑がダメに なる」「小永田は救急車の関所」「お茶飲みをする」「ゴンゴン寝入りしてるわ」「寝る時には玄関開けたり裏を見ろ」「小菅はオンナシ(女子)でもっている」などは、その典型例であろう。報告では、これらの俚諺が使用されている歴史・社会背景を考察する。

4.社会変化で消失危機にある「ことば」と「文化」 明治時代から大正時代にかけての標準語化施策の影響もあると推察されるが、小菅村で伝承されていることわざと方言および文化や伝統は、社会変化に伴い消失しつつある。小菅村で長く受け継がれてきた神楽は世代間継承の問題に直面している。超高齢社会を生きる生活の知恵は、家族に加えてお隣ご近所さんとの互助関係に秘訣があった。食文化の側面からみると、例えば伝統の味噌は健康指導によって減塩に変化しつつある。 冷蔵庫やスーパーが普及すれば過分に塩漬け保存をする必要が無くなり長年受け継がれた味噌の味は変質や消失してしまうが、減塩は健康増進の一助になっている。この流れで味噌作りのことわざは衰退した。変化をどのように捉えるのかは十人十色であろう。

5.急務な生活・文化遺産の発掘と保存 一連の変化に伴い今までの常識や慣行が通用しなくなる傾向がみられた。生活で使用することばにも変化が生じており、ことわざを使う場面も減少傾向に見受けられる。高齢世代の方は、子世代では意味を知っていても使わないことばが増え、孫世代になるとことば自体が消失すると感じている方が多かった。文化と共に埋もれ消失しつつある文化・生活遺産ともいえる「ことば・ことわざ」を記録として残し保存する作業が急務であると推察される。
                                                                 中尾暢見

 

活動内容 2016年11月12日 穴田義孝理事長の記念講演

会場:明治大学駿河台校舎リバティタワー15階、1153教室
講師:穴田義孝 明治大学政治経済学部教授/NPO法人郷土のことわざネットワーク・ことネット理事長
題目:「ことわざ社会心理学とNPOことネット」

 

活動内容 2016年10月22日『ことわざを楽しく学ぼう、社会・文化・人生-ことわざの魅力と威力の再発見-』出版記念会

【出版記念講座】
会場:明治大学駿河台校舎 研究棟4階 第3会議室教室
講師:穴田義孝
題目:ことわざを楽しく学ぼう、社会・文化・人生-ことわざの魅力と威力の再発見

 

                【出版記念パーティ】 会場:カフェ・パンセ

 

活動内容 2016年8月20日 ことネット編『ことわざを楽しく学ぼう、社会・文化・人生-ことわざの魅力と威力の再発見』刊行

『ことわざを楽しく学ぼう、社会・文化・人生-ことわざの魅力と威力の再発見-』
NPO法人郷土のことわざネットワーク・ことネット編 人間の科学新社(2016年8月20日発行 定価:2,500円+税)

ご購入サイト http://honto.jp/netstore/pd-book_28035930.html

序論 プロローグ・ことわざの魅力と威力
Ⅰ部 ことわざ観を見直す
Ⅱ部 〈郷土(地域)のことわざ〉と「小さな地域のことわざ風土記(民俗誌)」
Ⅲ部 「山梨県北都留郡小菅村のことわざ風土記(民俗誌)」中間報告
Ⅳ部 社会科学としてのことわざ研究の可能性

『ことわざを楽しく学ぼう、社会・文化・人生』では副題にある通り、ことわざの魅力と威力の再発見を楽しんで頂ける書です。当法人の穴田義孝(理事長)をはじめ、川島洋(理事)、立柳聡(理事)、日下部賜枝(理事)、中尾暢見(監事)などが執筆を担当しています。

 

活動内容 2016年1月23日 山梨県北都留郡小菅村社会調査中間報告

(1)社会学の視点からみた小菅村とことわざ
―社会科学としてのことわざ研究の試み―(中尾暢見)
 中尾暢見会員より「社会学の視点からみた小菅村とことわざ」について、統計データから見える小菅村の変化と聞き取り調査とを織り交ぜた報告が行われました。
(2)小永田地区の社会構造(立柳聡)
 立柳 聡氏より「小永田地区の社会構造」について、小永田地区で実施中の世帯調査の経過報告が行われました。

(3)小菅村高齢者学級編『小菅の民話と俚諺』の30年後(『小菅村のことわざ風土記(民俗誌)』) (穴田義孝)
 穴田義孝 理事長より「小菅村高齢者学級編『小菅の民話と俚諺』の30年後」について、小菅村の高齢者学級において実施した聞き取り調査の報告が行われました。

 

活動内容 2015年11月24日「生き生き元気長寿の会」ことわざインタビュー

 8月から行っている「山梨県北都留郡小菅村 フィールド・ワーク」の一環として、小菅村「長作公民館」で開催された「生き生き元気長寿の会」に、会員の穴田、川島がおじゃまをし、『小菅の民話と俚諺』(菅村高齢者学級編 昭和59年刊)に掲載されている「俚諺・言い伝え」の30年後インタヴューを行いました。参加者は7名。皆さんことわざをきっかけに、地元での思い出話に花を咲かせていました。

 

活動内容 2015年度 NPO法人ことネット 臨時役員会 

日 時:2015年11月17日(火)18時00分から20時00分
場 所:明治大学駿河台校舎研究棟204研究室
参加者:穴田義孝理事長、川島洋理事、日下部賜枝氏、中尾暢見監事(記

報告事項:
1.小菅村調査について立柳聡会員が学会報告

議事事項:
1.ホームページに今後何を組み込むか
2.ホームページ継続の担当者と経費・謝礼他
3.小菅の調査の中間報告会
4.新理事の承認
5.出版打ち合わせ
6.臨時総会と忘年会の開催日
7.その他
(1)2016年度リバティアカデミー企画の講座タイトルについて

 

活動内容  2015年8月から10数回の調査を経て現在継続中 「山梨県北都留郡小菅村/フィールド・ワーク」

 これまでに会員の立柳聡夫妻、中尾暢見、山田千香子、川島洋、宝井一凛、日下部賜枝、近藤美保、塩谷尚正、穴田義孝、この他中国からの大学院留学生5名が参加しました。
 調査は、立柳を中心とした①「世帯票」を用いて、小菅村小永田の社会構造を探究する人類学的調査と、穴田を中心とした②小菅村高齢者学級編『小菅の民話と俚諺』昭和59年刊に掲載されている「俚諺・言い伝え」の30年後についてインタヴューすることわざ社会心理学の調査を実施中です。
 この成果は、2016年1月23日のことネット臨時総会、兼「小菅村フィールド・ワーク中間報告会」に発表します。また、2016年3月刊行予定『ことわざで楽しく学ぼう、生活・文化そして生き方―ことわざの魅力と威力の再発見―』(仮題)においても公表します。

 

活動内容  2015年11月14日(土)「日本ことわざ文化学会」大会・研究発表

 立柳聡氏「ことわざ調査と世帯調査のコラボレ-ションが生み出すもの~学際的な方法が拓く社会科学研究の新たな可能性~」前述の人類学的調査の中間報告です。
 なお、この学会は穴田、中尾が理事を務めています。当大会には穴田、中尾の他、ことネット会員でもある立柳聡、鄭芝淑、大田朋子、近藤美保、佐々木悠亮が参加しました。

活動報告写真